年末年始の忙しさの中で、クリスマスのページも作れず・・2月のレッスンを迎えました。
「上巳の節供」のテーブルコーディネートレッスンを
「春の息吹」と題し、昨日全てのレッスンを無事終えることが出来ほっとしています。




水引で作る「あわじ結び」を習得?し、今回のレッスンでは和紙や千代紙、水引を使ってテーブル小物をあれこれ作ってみました。

菱餅は上から赤(桃)、白、緑ですが、器を重ねることを考え、金彩の入った白の和紙を一番上にして作りました。
熨斗ピックは逆さでデザインされていることが多い?ですが、お雛さまの着物をイメージして作っています。




クリスマスレッスンが終わったと同時に構想を練り、長い期間かけて花や料理に至る迄のテーブルのあれこれを考え
器や水引等の材料の取り寄せ、食材や菓子の注文、講義資料の作成等・・随分時間をかけてじっくりと準備しましたが、
本業の繁忙期に突入で、今年は年明けから忙しさは急激に増して、レッスン前日は、
アポイントが沢山入っており、注文した花、菓子、食材の受け取りに走りまわるのが精一杯で
いつものこと乍・・余裕のかけらもないレッスン前日・・テーブルフラワーのアレンジをしたのはもう夜中の2時でした。

レシピを作る時間もなく(料理教室ではないので、義務ではないのですが、お若い生徒さんがレシピを楽しみにしてくださっているので)
金時豆と卯の花の炒り煮を作るだけが精一杯の前日の調理準備で、その他の全ての料理を当日に・・
初回、(お手伝いを兼ねての)友人たちの参加があって成り立ったようなレッスンとなりましたが、

盛り付けはご参加の若い生徒さんたちが、大奮闘で上手に重箱に詰めてくださり大いに助けていただきました。

初日にご参加の皆さま・・十分な準備が出来ず申し訳ありません。


親友たちへ・・
毎回のこと乍・・絶大なるサポート本当に感謝しています。


上巳の節供のMENU

甘酒
柚子風味の紅白なます
卯の花の炒り煮
菜の花の辛子漬け
お煮しめ
鰆の西京焼き
金時豆の甘煮
蛤のお吸い物
春のちらし寿司
青烏龍茶
季節の和菓子(弥生・干菓子







2回目、3回目は前日が平日ということもあり、料理の準備も(自分的には)ほぼ完璧(?)で、ひとつひとつ丁寧に時間をかけて作った和膳はとても好評でした。

蛤は常時並んでいるものでは無く、注文を受けても手に入るかどうか分からないとのことだったので
手に入らなかった時の為に、桃の節供らしい白味噌仕立ての味噌汁をと上白の白味噌を取り寄せておりましたが
初回は前日が節分ということもあって、アサリを一回り大きくしたような千葉県産の蛤が店頭に並んでおり
喜んで抱えて帰りました♡

2回目は程よい大きさの蛤はなく、この蛤を椀に入れたら蓋が閉まるかしら?と悩みつつの購入でしたが
実入りの良い大きな蛤は大層美味だったようで、ご参加の皆さまに大変喜んでいただきました。
(ご参加の皆さまの数しか店頭にはなく、私の口には入りませんでした・笑)
見た目を心配しましたが、リボンのようでもあり、可愛くて心配は杞憂に終わりました。




ちらし寿司は実際に一から作るとそれだけで十分ご馳走だと思います。

今回のちらし寿司だと
白ご飯、干椎茸と人参とアゲの甘辛胡麻炒め?海老と菜の花のサラダ、酢れんこん、卵焼き・・といったラインナップになるでしょうか^m^

これだけだと少し野菜が少ないように思うので野菜料理を一品と後は蛤のお吸い物にデザートの菓子があれば十分かと・・・

唯・・「桃の節句」のテーブルを作るにあたり・・この器も・・この珍味入れも・・と、並べたい器があり
そんな器に何を入れようかと・・結局、「テーブルコーディネートレッスン」としての「添え物の料理」としても
プラス・・講義、テーブル作り、簡単な実習等に合わせ、自身のキャパ越えの献立になってしまいました。




和菓子が作れたら楽しいだろうなぁ・・と、俄かに思いつつ・・中々そこまで手が回らずにいます。

レッスンのあった4日、7日、14日と順に写真を並べていますが、一部順不同のものがあります。
テーブルフラワーは少しづつ入れ替えておりますが、基本のイメージは同じです。
初日前日(当日)の夜中・・包みを開いてあまりにも開いていない桃の花に愕然とし
苦肉の策で大き目のあわじ結びの変形を作って添えましたが
水引があるだけでアレンジが和の雰囲気になって満足しています。






最終日の前日にも注文していた桃の花を受け取りに行きましたが、前回のものが程よく花開いており・・結局そちらを使いました。

開花のタイミングがあって・・季節の食材もそうですが、自然のものを使用するのは先ずは手に入れることから、中々難儀なことだと改めて思いました。




最終日も程よい大きさの国産蛤が手に入り本当にありがたかったです。
蛤のお吸い物は上品なお味で毎レッスン美味しくいただきました。

年明けから移動の春になるこの忙しい時期に沢山の皆さまにご参加いただきましてありがとうございます。

次回は、4月の中旬スタートで、リクエストをいただいた「端午の節供」をテーマにテーブルを作る予定でおります。
当初、「シノワズリのテーブルに春の薬膳」を考えておりましたが、
端午の節供を意識しつつ、春の薬膳も取り入れたメニューにしたいと思っております。


2018年2月15日 Shoko